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活動目的

WNA は、安定供給・経済性・環境性に優れた原子力エネルギーを推進し、業界各社をサポートする国際的な組織です。WNAは、2001年にそれまでのウラン協会を基盤として設立して以来、世界の原子力発電利用拡大に合わせて成長してまいりました。会員には、ウラン鉱山・転換・濃縮・成型加工を含む原子燃料関係各社、原子炉メーカー、エンジニアリング会社・建設会社・廃棄物管理会社など、世界の原子力発電量の約90%に関わる会社にご入会頂いており、会員数は設立時に比べておよそ3倍となっております。その他にも、原子力全般の輸送・法律事務所・保険・貿易・業界分析・ファイナンスなど、多くの関係各社にご入会頂いております。

 

WNAは、現在、会員や世界の原子力産業全般に向けて、次のような活動を行っております。

  • 業界の発展に繋がる知識や諸課題の共有を目的とした業界最大規模の国際会議
  • 実績を基にした最良の運用モデルを共有し進めることによる、業界全般の運用力強化
  • 原子力政策や業界環境に影響を与えうる国際会議等での意見提示

 

WNAの活動は、各国や各地域の協会・政府間レベルの組織・原子力安全に特化した組織(例:WANO)等の活動とは少し趣が異なります。活動概要は以下の通りです。

1.原子力産業界内の橋渡し

会員間等で実施するワーキンググループ(WG)や講演等を通じて、原子力の多岐にわたる現況や課題についての議論や紹介を行っております。定例会合として、毎年9月にロンドンで開催し700人ほどが集まるシンポジウム、Nuclear Energy Institute(NEI)と共同で毎年4月にヨーロッパ・アジア・アメリカの順に開催し400人ほどが集まるWorld Nucelar Fuel Cycleの他、2010年からは原子力発電の導入を進める中国・インドでも大規模な会合を開催するなど、多くの業界関係者にご参加頂いております。

2.原子力産業を代表した活動

WNAのWGは、原子力産業界の代表として各国際機関から認知して頂いており、それぞれを繋ぐパイプ役を果たしております。規制や基準が改訂される際には、WGでの情報収集・解析等に基づき、各機関の会議等を通じて産業界としての意見提示を行っております。

(例)

IAEAOECD/NEAにおける輸送や安全規制に係る諮問委員会

・国連における持続可能な発展と気候変動に係るフォーラム(例:気候変動枠組条約事務局(UNFCCC))

・ICRPやOSPARにおける放射線防護に係る討議

3.情報提供

ウェブサイトには原子力エネルギーに関する最新の幅広い情報を掲載しており、アクセス数は1日あたり約12,000にのぼるなど、包括的な情報源として業界内外より高い評価を頂いております。また、World Nuclear News(WNN)では世界の原子力に関するニュースをオンラインで配信しており、ご購読会員は業界関係者やメディア関係者、一般の方など20,000人以上にのぼります。

4.原子力人材育成

2003年、IAEA・WANO・OECD/NEAと連携して設立したWorld Nuclear University(WNU)を通して、原子力の平和利用のための国際的な教育訓練を進める活動を実施しており、活動目的に①原子力科学・エンジニアリング・法規教育の強化、②原子力技術への公衆理解推進、③原子力産業界における次世代リーダー養成を掲げております。代表的な活動として、英オックスフォードで6週間実施する夏期研修(Summer Institute)があり、2005年のプログラム開始以来、これまで70カ国以上およそ800人の方にご参加頂きました(2014年1月現在)。WNAの会員企業の中には、次代を担う若手・中堅がここで国際感覚と国際的目線を身につけることが将来的に大きな意味をもつことを期待して、継続的に何名かを派遣して下さっている会社もあります。